頭皮アートメイクのデメリット4つ|58歳美容ナースが実体験から解説

頭皮アートメイク
  1. この記事の結論
  2. 分け目とつむじの薄さに気づいた、あの日のこと
  3. パウダーで隠す生活は、思っていたより疲れる
  4. 外出先で一番嫌だったのは「後ろに人がいること」
  5. 頭皮アートメイクとは?発毛治療とは目的が違います
  6. 頭皮アートメイクのデメリット4つ
    1. デメリット1|一度入れると、簡単には消せない
    2. デメリット2|色が薄くなり、リタッチが必要になる
    3. デメリット3|髪が生えるわけではない
    4. デメリット4|仕上がりは施術者の技術に左右される
  7. 私が頭皮アートメイクを受けようと思った理由
  8. 施術前、不安はなかったのか
  9. 実際に受けた直後に思ったこと
  10. 受けてよかったと感じたこと
  11. 受けたからこそ分かった注意点
  12. 後悔しないために確認してほしいこと
    1. 1.医師のいる医療機関で受けられるか
    2. 2.自分と近い症例写真があるか
    3. 3.施術回数とリタッチ料金まで確認する
    4. 4.リスクや施術後の注意事項を確認する
    5. 5.その場ですぐに決めなくていい
  13. 頭皮アートメイクが向いている人・向いていない人
    1. 向いている可能性がある人
    2. 慎重に考えた方がよい人
  14. まとめ|デメリットを理解したうえで、自分に合うかを判断してほしい
  15. よくある質問
    1. Q.頭皮アートメイクをすると髪は生えますか?
    2. Q.一度受ければずっともちますか?
    3. Q.施術は痛いですか?
    4. Q.頭皮アートメイクは一度の施術で完成しますか?
    5. Q.パウダーより楽になりますか?
    6. Q.どこで受ければいいですか?
  16. ご相談前に確認しておきたいこと
    1. 関連

この記事の結論

頭皮アートメイクには、受ける前に知っておきたいデメリットがあります。

主なデメリットは、次の4つです。

  1. 一度入れると簡単には消せない
  2. 色が少しずつ薄くなり、リタッチが必要になる
  3. 髪が生える施術ではない
  4. 仕上がりが施術者の技術に左右される

私は58歳の現役美容ナースです。美容クリニックで長年働いてきましたが、自分自身も分け目やつむじの薄さに悩んだ一人でした。

美容室で頭上からライトを当てられたとき、鏡に映った自分を見て、一気に老けたと感じた日のことは、今でも忘れられません。

それからは毎朝パウダーで分け目とつむじを隠し、分け目を変えてごまかし、人に会うことさえ気が重くなる日もありました。

美容ナースという仕事をしているからこそ、「自分が薄毛で悩んでいる」と周囲に知られることが、少し恥ずかしく、つらいと感じていた時期もあります。

その一方で、頭皮アートメイクを知ったときは、「これで毎朝のパウダー生活から解放されるかもしれない」という期待の方が大きく、不安よりも希望を感じました。

この記事では、実際に頭皮アートメイクを受けた経験と美容ナースとしての視点から、良かったことだけでなく、受ける前に知っておきたいデメリットや注意点を正直にお伝えします。

頭皮アートメイクで後悔したくない
デメリットを知ったうえで判断したい
毎朝の薄毛隠しに疲れている

そんな50代女性の判断材料になれば幸いです。

確認したいこと答え
頭皮アートメイクは簡単に消せる?すぐ簡単に消すことはできません。色は時間とともに少しずつ薄くなります。
一度で終わる?自然な仕上がりに近づけるために複数回の施術が必要になる場合があり、退色後はリタッチを検討することがあります。
髪は生える?生えません。地肌の透け感を視覚的に目立ちにくくする施術です。
後悔につながりやすい原因は?濃さ、色味、範囲、費用、リタッチ、施術者選びを十分に確認せず受けることです。
受ける前に大切なことは?医療機関で相談し、症例写真、施術回数、リタッチ費用、リスクの説明を確認することです。

分け目とつむじの薄さに気づいた、あの日のこと

私が自分の分け目やつむじを強く意識したのは、ある日の友人とのランチがきっかけでした。

向かいに座っていた友人の分け目を見て、少し髪が薄くなってきたのかなと思ったのです。

もちろん、本人には言いません。薄毛の話題は、どれだけ親しくても簡単には口にできないものです。

そのあと、お店の明るい洗面所で自分の頭頂部を確認して、はっとしました。

分け目もつむじも、思っていた以上に地肌が透けていたのです。

「自分も同じように見られていたのかもしれない」

そう気づいたときのショックは、今もはっきり覚えています。

さらに決定打になったのが、美容室での出来事でした。

カットの途中、頭上のライトに照らされた自分を鏡越しに見た瞬間、一気に老けた~!と感じたのです。

正面から鏡を見るだけでは気づきにくくても、上から光が当たると、分け目やつむじの透け感がはっきり見えます。

それからは、朝になると職場の更衣室で合わせ鏡を使い、頭頂部を何度も確認するようになりました。

休憩中に合わせ鏡を見ると、朝は隠したはずのつむじが割れていることもあり、そのたびに落ち込みました。

分け目を変えてごまかしたり、白髪と分け目を一緒に隠したりしても、本当に見えていないかな?という不安は消えません。

美容の仕事をしていても、自分の悩みになると冷静ではいられないものです。気づいたときには、人に会うことさえ少し億劫になっていました。

明るい洗面所で分け目とつむじを確認する50代女性

パウダーで隠す生活は、思っていたより疲れる

薄毛が気になってからは、毎朝、薄毛用のパウダーで分け目とつむじを隠していました。

鏡を見ながらパウダーをポンポンとのせ、その瞬間は、これで大丈夫!と安心します。

ところが、家を出るとまた不安になってきます。

  • 白い服はパウダーが付きそうで避ける
  • 車のシートに色が付かないか気にする
  • 風が吹くと、つむじが割れていないか不安になる
  • 雨の日は、パウダーが流れないか心配になる
  • ジムやサウナでは、汗で落ちていないか気になる
  • 旅行ではパウダーを持ち歩き、使っていることを知られないようにする

薄毛を隠すためのものなのに、今度はパウダーが服や物に付かないか、きちんと洗い流せているかまで気になってしまう。

夜のシャンプーでも、パウダーをしっかり落とさなければ、地肌が痛む。

と神経を使っていました。

振り返ると、私を疲れさせていたのは薄毛だけではなく、**「一日中、隠し続ける生活」**だったのだと思います。

白い服と薄毛用パウダーを気にしながら朝の支度をする女性

外出先で一番嫌だったのは「後ろに人がいること」

薄毛が気になり始めると、それまで何とも思わなかった日常の場面が急に落ち着かなくなります。

私が特に嫌だったのは、エレベーターやエスカレーターで後ろに人がいるときでした。

エスカレーターでは、友人より前を歩きたくありませんでした。後ろから頭頂部を見られるような気がしたからです。

実際に見られていたかどうかは分かりません。それでも、自分が気にしていると、見られているように感じてしまいます。

職場でお辞儀をするときも、後ろから風が吹いたときも、「つむじが割れていないかな」「地肌が見えていないかな」と考えていました。

誰かに指摘されたことはありません。それでも、自分自身が一日中気にし続けてしまう。それが薄毛の悩みのしんどいところでした。


頭皮アートメイクとは?発毛治療とは目的が違います

頭皮アートメイクは、頭皮に細かな点状の色素を入れ、分け目やつむじの地肌の透け感を視覚的に目立ちにくくする施術です。

**髪が増える施術ではありません。**発毛治療でも、抜け毛を止める治療でもありません。

あくまで、地肌と髪の色の差を目立ちにくくして、見た目をカバーする方法の一つです。

そのため、薄毛そのものを治したい方と、現在の透け感を目立ちにくくしたい方では、目的が異なります。

私が求めていたのは「髪を増やすこと」ではなく、「毎朝パウダーで隠さなくても外出できる生活」でした。

この違いを理解せずに受けると、期待していた結果とのズレが生じ、後悔につながる可能性があります。

頭皮アートメイクのデメリット4つ

実際に施術を受けた経験と美容ナースとしての視点から、受ける前に知っておいてほしいデメリットは、主に次の4つです。

  1. 一度入れると簡単には消せない
  2. 色が薄くなり、リタッチが必要になる
  3. 髪が生える施術ではない
  4. 仕上がりが施術者の技術に左右される

これらを知らずに受けると、「こんなはずではなかった」と感じる可能性があります。

反対に、デメリットまで理解し、自分の目的と合っているかを考えたうえで受けるなら、前向きな選択肢になる場合もあります。

頭皮アートメイクの注意点をカウンセリングで確認する50代女性

デメリット1|一度入れると、簡単には消せない

頭皮アートメイクは、パウダーのように、気に入らなければその日の夜に洗い流せるものではありません。

時間の経過とともに色は少しずつ薄くなりますが、すぐに元の状態へ戻せる施術ではないため、デザイン、濃さ、範囲、色味は慎重に決める必要があります。

薄毛を隠すことに疲れていると、「早く何とかしたい」という気持ちが強くなります。私自身も、できるだけ早くパウダー生活から解放されたいと思っていました。

しかし、キャンペーン価格やその場の勢いだけで決めるのではなく、簡単には消せない施術であることを理解し、説明を聞いたうえで判断することが大切です。

デメリット2|色が薄くなり、リタッチが必要になる

頭皮アートメイクは、永久に同じ濃さで残るものではありません。

時間とともに色が少しずつ薄くなるため、見た目を保ちたい場合は、状態に応じてリタッチを検討することがあります。

私自身も、初回施術から2〜3年ほどでリタッチを受けました。

施術を受ける前は、「これでパウダーとおさらばできる」という期待が大きくなっていました。実際に朝の準備は楽になりましたが、一度受ければ永久に終わるわけではありません。

初回の費用だけでなく、何回の施術を想定しているのか、リタッチの時期や費用はどのくらいなのかも、あわせて聞いておくと、あとで「そんなはずでは」とならずに済みます。

デメリット3|髪が生えるわけではない

これは、頭皮アートメイクを検討するうえで、特に大切な点です。

頭皮アートメイクを受けても、髪が生えるわけではありません。

私が施術後に満足したのも、髪が増えたからではなく、つむじの地肌の透け感が目立ちにくくなり、毎朝のパウダーが不要になったからです。

頭皮アートメイクは見た目をカバーする施術であり、発毛治療や頭皮ケアの代わりではありません。

抜け毛や薄毛の進行が気になる場合は、頭皮環境や生活習慣を見直したり、必要に応じて医師へ相談したりと、別の対応も視野に入れておきたいところです。

デメリット4|仕上がりは施術者の技術に左右される

頭皮アートメイクは、誰が施術しても同じ仕上がりになるものではありません。

自然に見えるかどうかは、ドットの細かさ、濃さ、間隔、色味、施術範囲などによって変わります。

特に50代以降は、白髪の量、髪の細さ、頭皮の色、分け目やつむじの広がり方に個人差があります。

施術直後、私は「もっと濃くてもいいのでは」と思いました。毎日パウダーでしっかり隠していたため、最初は少し物足りなく感じたのです。

しかし、時間がたつにつれて、日常になじむ自然な濃さで良かったと感じるようになりました。

クリニックを選ぶ際は、料金だけではなく、自分と年代や髪の状態が近い症例写真があるか、希望や疑問をカウンセリングで確認できるかも見ておくと安心です。

私が頭皮アートメイクを受けようと思った理由

私が頭皮アートメイクを知ったとき、正直な気持ちは「今すぐやりたい」でした。

もうパウダーを使いたくなかったのです。

白い服を気にすることも、雨や風を気にすることも、旅行先にパウダーを持ち歩くことも、車のシートに色が付かないか心配することもやめたいと思いました。

施術当日は、「これでパウダーとおさらばできる」と期待していました。

ただし、自分が勤務するクリニックのスタッフに施術をお願いすることには、少し恥ずかしさもありました。

美容ナースでありながら、自分が薄毛で悩んでいることを話し、「ここが気になる」と頭頂部を見せるのは、意外と勇気が必要でした。

それでも、恥ずかしさよりも、毎朝パウダーで隠し続ける生活への疲れの方が大きく、施術を受けることを決めました。

施術前、不安はなかったのか

私の場合は、施術を担当するスタッフや施術内容を知っていたため、大きな不安はありませんでした。

ただし、これは私の環境が特殊だったからです。初めて頭皮アートメイクを受ける方が、不安を感じるのは自然なことだと思います。

痛くないのか?
濃くなりすぎないか?
色が不自然にならないか?
周囲に気づかれないか?
どこで受ければいいのか?

このような疑問が残ったままでは、安心して施術を受けることはできません。

カウンセリングを受けたからといって、その場で施術を決める必要はありません。まずは説明を聞き、自分の目的と合っているかどうかを、落ち着いて見極めてほしいと思います。

実際に受けた直後に思ったこと

施術後に鏡を見たとき、最初に思ったのは「もっと濃くてもいいかな」でした。

それまでパウダーでしっかり隠していたため、最初は少し物足りなく感じたのだと思います。

頭皮アートメイクは、一度で濃く仕上げるのではなく、状態を確認しながら自然な仕上がりに近づけていく場合があります。

そのため、施術回数や完成までの流れを事前に聞いておくと、初回の仕上がりとのギャップを減らしやすくなります。

痛みは、私の場合、軽くチクチクする程度でした。途中からは心地よく感じるほどで、大きな苦痛はありませんでした。

ただし、痛みの感じ方は人それぞれです。施術範囲や皮膚の状態、その日の体調によっても変わるので、不安があれば事前のカウンセリングで正直に伝えておくと安心です。

受けてよかったと感じたこと

一番大きかったのは、朝の準備が本当に楽になったことです。

毎朝つむじを確認し、パウダーをのせ、手や服に付かないように気をつける。その時間と気持ちの負担が減りました。

更衣室の合わせ鏡で何度も頭頂部を確認することも、休憩中につむじが割れていないか気にすることも少なくなりました。

夜のシャンプーも楽になりました。パウダーをきちんと落とさなければ、と神経を使わなくてよくなったからです。

白い服を着るときや、雨の日、汗をかく季節にも、以前ほどパウダーのことを気にしなくなりました。

もちろん、髪が増えたわけではありません。それでも、「地肌が透けているかもしれない」と一日中緊張していた状態から解放されたことは、私にとって想像以上に大きな変化でした。

頭皮の透け感を気にしすぎず朝の髪を整える50代女性

受けたからこそ分かった注意点

私は頭皮アートメイクを受けてよかったと思っていますが、誰にでも気軽にすすめたいわけではありません。

受ける前に、少なくとも次の点は知っておいてほしいと思います。私も、ここを理解していたからこそ、今も後悔せずにいられます。

  • 髪が生える施術ではない
  • 一度で終わるとは限らない
  • 退色後にリタッチを検討することがある
  • 簡単には元に戻せない
  • 施術者によって仕上がりに差が出る

特に50代女性の場合は、濃く入れることよりも、自分の白髪や髪の細さ、頭皮の色になじむ自然さが重要だと感じます。

いかにも色を入れたように見えるのではなく、「何となく地肌が目立ちにくくなった」と感じられる仕上がりの方が、日常ではなじみやすいと思います。

後悔しないために確認してほしいこと

頭皮アートメイクを検討するなら、最低でも次の点は押さえておくと、後悔しにくくなります。

1.医師のいる医療機関で受けられるか

アートメイクは、針先に色素を付けて皮膚に色素を入れる医療行為です。

厚生労働省は、アートメイクについて、医師が行うのでなければ保健衛生上危害を生ずるおそれのある行為であり、医師免許を持たない者が業として行う場合は医師法第17条に違反すると示しています。

看護師が施術する場合も、医師の指示の下で行われる必要があります。施術を検討する際は、医師のいる医療機関で相談してください。

2.自分と近い症例写真があるか

症例写真を見るときは、「きれいに見えるか」だけで判断しないほうがいいと感じています。

  • 自分と年代が近いか
  • 白髪や髪色が近いか
  • 髪の細さや量が近いか
  • 分け目やつむじの状態が近いか

自分に近い症例を確認することで、施術後のイメージを持ちやすくなります。

3.施術回数とリタッチ料金まで確認する

初回料金だけでなく、想定される施術回数やリタッチ料金まで聞いておくと、あとから予算で慌てずにすみます。

どのくらいの期間で色が薄くなることが多いのか、どのような状態になったらリタッチを考えるのかも聞いておくと安心です。

4.リスクや施術後の注意事項を確認する

施術前には、起こり得るリスクや副作用、施術後の過ごし方についても説明を受けてください。

持病や服用中の薬、アレルギー、皮膚の状態など、気になることがあれば、遠慮せず事前に医師へ伝えておきましょう。

5.その場ですぐに決めなくていい

カウンセリングを受けたからといって、その場で施術を決める必要はありません。

デメリットや費用まで聞いたうえで、それでも自分には必要だと思えるか、一度持ち帰って考えることも大切です。

頭皮アートメイクが向いている人・向いていない人

ここまで読んで、「自分は受けてもいいのかな」と迷っている方もいると思います。私が施術を通して感じた、向いている人・慎重に考えた方がよい人を整理してみました。

向いている可能性がある人

  • 分け目やつむじの地肌の透け感を目立ちにくくしたい
  • 毎朝のパウダーやヘアファンデーションに疲れている
  • 髪が生える施術ではないと理解している
  • 複数回の施術や将来のリタッチを受け入れられる
  • 安さだけでなく自然な仕上がりを重視したい

慎重に考えた方がよい人

  • 髪が生えることや抜け毛が止まることを期待している
  • 一度受ければ永久に終わると思っている
  • 簡単に元へ戻せないことに強い不安が残る
  • 症例や説明よりも料金だけで選ぼうとしている

当てはまる項目があるからといって、必ず受けられないという意味ではありません。自分が求めている結果と施術の目的が合っているかどうか。そこを医療機関でよく話し合ってから決めれば、大きく外すことは少ないと思います。


まとめ|デメリットを理解したうえで、自分に合うかを判断してほしい

頭皮アートメイクの主なデメリット

  • 簡単には消せない
  • 色が薄くなり、リタッチが必要になる
  • 髪が生える施術ではない
  • 仕上がりが施術者の技術に左右される

私はこれらを理解し、納得したうえで受けました。そのため、施術を受けたことを後悔していません。

毎朝パウダーで隠すこと、白い服を避けること、風や雨を気にすること、人が後ろに立つだけで落ち着かなくなること。

そうした小さなストレスが、思っていた以上に積み重なっていたからです。

朝の準備と夜のシャンプーが楽になり、一日中つむじを気にしていた緊張感から解放されたことは、私にとって大きな変化でした。

そして、今でも一つだけ思うことがあります。

私の母も、薄毛に悩んでいました。もし当時、頭皮アートメイクという選択肢を知っていたら、一度だけでも相談に連れて行ってあげたかった。今でも、そう思います。

もちろん、頭皮アートメイクは誰にでも向く施術ではありません。

だからこそ、メリットだけでなくデメリットも正しく知り、自分が求めている結果と合っているかを確認したうえで判断してほしいと思います。

よくある質問

Q.頭皮アートメイクをすると髪は生えますか?

いいえ。髪が生える施術ではありません。

頭皮アートメイクは、地肌の透け感を視覚的に目立ちにくくする施術です。髪を増やしたい、抜け毛を減らしたいという場合は、頭皮ケアや薄毛治療など、別の方法が向いています。

Q.一度受ければずっともちますか?

永久に同じ濃さが続くわけではありません。時間の経過とともに色は少しずつ薄くなります。

自然な状態を保ちたい場合は、状態に応じてリタッチを検討することがあります。私自身は、初回施術から2〜3年ほどでリタッチを受けました。

Q.施術は痛いですか?

痛みの感じ方には個人差があります。

私の場合は、つむじ部分に軽いチクチク感がある程度で、途中からは心地よく感じるほどでした。ただし、施術範囲、皮膚の状態、体調などによっても異なります。

Q.頭皮アートメイクは一度の施術で完成しますか?

必要な施術回数は、施術方法、施術範囲、皮膚の状態、希望する仕上がりなどによって異なります。

一度で濃く仕上げるのではなく、複数回に分けて自然な状態へ近づけていく場合もあるため、施術前に予定回数を確認してください。

Q.パウダーより楽になりますか?

私の場合は、かなり楽になりました。

朝の準備だけでなく、白い服、風、雨、汗、夜のシャンプーを以前ほど気にしなくなりました。ただし、仕上がりや満足度には個人差があります。

Q.どこで受ければいいですか?

医師のいる医療機関で相談してください。

料金だけで決めず、症例写真、施術者の経験、施術回数、リタッチ費用、リスクや副作用の説明を確認したうえで判断することが大切です。

ご相談前に確認しておきたいこと

頭皮アートメイクを検討する場合は、仕上がり、施術回数、費用、リタッチ、リスクや副作用について、医師のいる医療機関で説明を受けたうえで判断してください。

本記事は、看護師である筆者の経験および個人体験に基づく一般的な情報です。診断、治療行為、医学的判断を行うものではありません。

施術の適否、必要な回数、費用、経過、痛みの感じ方、仕上がりや満足度には個人差があります。最終的な判断は、必ず医師の診察やカウンセリングを受けたうえで行ってください。

※本記事は2026年7月29日時点の情報をもとに作成しています。

主な参考資料:

  • 厚生労働省「医師免許を有しない者によるいわゆるアートメイクの取扱いについて」(令和5年7月3日)
  • 厚生労働省「美容医療に関する取扱いについて」(令和7年8月15日)
  • 厚生労働省「美容所等におけるアートメイク施術について」(令和7年12月26日)
  • 独立行政法人国民生活センター「美容医療サービス(各種相談の件数や傾向)」