現在、白髪を染色している人の2人に1人が自宅で自分でしていることをご存知ですか?
白髪染めには様々な商品がありますが、その中でも髪を傷つけずにゆっくり染めることができる白髪染めトリートメントは、髪への負担を軽減しながら髪を染色できる便利なアイテムです。
今回は、薬局やネット通信販売で購入できる白髪染色の正しい選択方法を解説します。
この記事はこんな人におすすめ
★髪を傷めずに白髪染めをしたい!
★めんどくさくない白髪染めが欲しい!
★どんな白髪染めを選ぶべきか知りたい!
まずは白髪染めトリートメントを詳しく知ろう
また、髪にやさしい成分でケアができますので、白髪染めトリートメントにはさまざまな魅力があります。
白髪染めトリートメントは、ヘアトリートメントの中に自然に白髪を染める染料を配合したヘアケアアイテムです。
美容院でのケアとは違い、お金も時間もかけずに自宅で簡単に白髪ケアができます。
また、髪に優しい成分でケアできるため、白髪染めトリートメントにはさまざまなメリットがあります。
白髪染めトリートメントとヘアカラー・マニキュアの違い
トリートメント | ヘアカラー | マニキュア | |
---|---|---|---|
メリット | ・髪へのダメージが少ない ・洗髪時に手軽に使用 | ・色がしっかり染まる ・キープ力が高い | ・発色が良い ・ヘダメージが少ない |
デメリット | ・キープ力が弱い ・継続して使う | ・髪へのダメージが大きい ・面倒 | ・色移りしやすい |
白髪染め初心者でも使いやすいトリートメントタイプ。
髪を洗いながら同時に使用することができ、髪をわざわざ手間をかけて染める必要があるはありません。
白髪染めトリートメントの選び方
髪の色に合った色を選択してください。
白髪トリートメントには、ブラック、ダークブラウン、ブラウンの3つの種類があります。
通常、自然な髪の色に近い色を選択することをお勧めします。
また、全体的なヘアカラーと調和するカラーを選択し、自然な仕上がりを目指します。
何度も使用しながら色を重ねるとより自然な色に変わります。
髪の染色力に関連する染色剤の選択
白髪染色に使用される主な染料には、植物染料、HC染料、塩基性染料の3つがあります。
使用する染料によって色の持続、染色の程度が変わるので、それぞれの特性を確認してみましょう。
植物染料:植物で染色するため、毛髪や頭皮に優しいが、毛髪染色力は弱い。
HC染色:強い毛髪染色力と早さが特徴。
塩基性染料:肌に付着しても簡単に消えて髪にやさしい。
ジアミン系の酸化染料に注意
ジアミンは少量でも暗い色を出すことができる化学染料ですが、ジアミンにアレルギーがある場合、かゆみ、湿疹、発赤、顔やまぶたの腫れなどの危険性があります。
また、重度の場合はアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるため、アレルギーがある場合は、非ジアミン、ジアミンフリーまたはジアミン化合物不使用と記載されている製品を選択してください。
ジアミン系などの酸化染料
(パラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、パラアミノフェノール、トルエン-2、5-ジアミン等)
長続きできる価格帯で選ぶ
白髪トリートメントは、3〜5日間毎日使用し、色が固定されるまで時間がかかります。
その後も洗髪のたびに使用しますので、購入し続けられる価格を選びましょう。
白髪染めトリートメントの使用方法
(色が付きやすいので使用時は手袋を使ってください)
STEP1
付属の手袋を着用し、適量を白髪の気になる部分に塗布。
根本から塗り残し、塗りむらのないようにしっかりなじませてる。
※洗髪後にご使用の場合シャンプー後、タオルなどでしっかり水気を取ってからご使用ください。
STEP2
規定の時間、放置。※色がつきにくい場合は、放置時間を長めに。
STEP3
すすいだお湯に色がでなくなるまで、しっかりすすぐ。
STEP4
シャンプー・トリートメントをして、タオルで髪の水気をとり、ドライヤーでしっかり乾かす。
※すでに洗髪された後に使用された場合はシャンプー・トリートメントは不要です。
白髪染めトリートメントの効果をいまいち感じられない?
白髪染めトリートメントの効果をいまいち感じられない場合、次のようなことが考えられますので、見直してみましょう。
白髪染めトリートメントの塗る量が少ない
だいたい一回の量が40グラムくらいとされていることが一般的です。
ただ、髪の長さによりますので、ピンポン玉のサイズでショートは1個分、セミロングは2個分、ロングは3個分を使用してください。
意外と使用することに驚かれる方が多いです。
短時間で洗い流してしまっている
「5分で簡単」と記載してある白髪染めトリートメントを、実際は3~4分くらいで洗い流してしまっている方が少なくありません。
まずはきちんと時間をはかり、できればそれよりすこし長めに放置しておくと良いでしょう。
選択したカラーが間違っている
効果を実感したい場合はより濃い色を選ぶのもおすすめです。
ソフトブラウンならダークブラウンへ、ダークブラウンならソフトブラウンへ変えてみましょう。
白髪染めトリートメントの場合、1段階濃い色にしたほうが良い仕上がりになる場合が多いです。
白髪染めトリートメントQ&A
- Q乾いた髪と濡れた髪ではどちらに使用するのが正しい?
- A
濡れた髪のほうがトリートメントを扱いやすく、塗布量も適量でよいというメリットがあります。
ただ、しっかり染めたいという目的の場合は乾いた髪のほうが染まりやすいです。
- Q白髪染めトリートメントと白髪染めの違いは何?
- A
白髪染めは髪のメラニン色素を脱色して、そこへカラー剤の色素が浸透し発色するという仕組みです。
落ちにくい一方で、髪の艶の無さ、ごわつきなどがデメリットです。
カラートリートメントは髪の表面にカラートリートメントの色素を定着させることで発色します。
白髪染めよりは落ちやすい一方で、髪の艶やサラサラ感をキープできます。
- Qパーマや縮毛矯正の髪でも使用できる?
- A
結論からいいますとやめましょう。
パーマや縮毛矯正の際には必ずアルカリ剤を使用し、実際は髪の表面のキューティクルを傷めています。
そこへカラートリートメントの色素を定着させると想像以上に暗い髪色となり、さらには色が落ちやすく、希望の効果は得られないと言えます。
- Q白髪染めシャンプーと白髪染めトリートメントはどちらがいい?
- A
白髪染めシャンプーは毎日使わないと染まりにくいのに対して、白髪染めトリートメントは1週間に1回でも効果を得られるというメリットがあります。
- Qカラートリートメントが手についたら、どうしたら良い?
- A
白髪染めトリートメントは白髪染めと違って、石鹸で簡単に洗い流せます。
皮膚につきにくい「イオン染料」が使用されていますので、爪の間などに色素が残ってしまうようなことは有りませんから、大変便利です。
まとめ
頭皮や髪に優しく、セルフで白髪染めができる白髪染めトリートメントはたいへんおすすめです。
数回使用すればあとは普段のトリートメント感覚で続けられますよ。
今までうまくいかなかった方は今回を機に使用してみてください。